整備士になろうと思ったのは車が好きだったからです。高校を卒業して、でも就職は難しいな、となって、じゃあ自動車の専門学校にいってそういう道で就職をしようと思いました。
高校を卒業した後自動車の専門学校に入学し、その後大手国産車のディーラーで勤務していました。
知人を通して「カクシングループで今若手の整備士を募集しているから、どうか」と声をかけられてカクシングループに入社をしました。
ディーラーの場合はそこの車種しか整備することができないので、多種多様な車種の整備を経験できる点や、普通車だけでなくトラックなどの大型車なども経験できるところが魅力に感じました。そして当時の勤務先は人間関係がギスギスしていたり理不尽に怒る人がいたり、正直手を上げられた経験もあったりしていたので転職を決意しました。
整備はどれだけ場数をこなしているかが大事。
ここでは多くの場数を踏むことができる
実際に入社をしたら皆さん良い人ばかり。若手がいない中で入社をしたのもあって皆さん年上ばかりでした。
そこから7年くらいはずっと若手のポジションでしたね笑
職歴が長いというのもありますが僕はカクシングループが大きく変化している時に働いていた社員でもあります。
2012年に車検の速太郎足立店がオープンしてからは一気に変わっていきました。車検の速太郎足立店にお客様が徐々にたくさん来てくださるようになってからはどんどん後輩も増えていきました。現場としては整備や検査員を行い、マネジメント方面では課長のポジションに就いています。
整備士としてのやりがいは、例えばエンジンなど壊れて動かなくなってしまったものを直して元通りに動くようになったりとか、原因不明の故障に対して不調の原因を突き止めて直ったときとかですかね。
原因不明の時なんかは特に先輩や上司に質問したりなどコミュニケーションを取りながら探求するのが面白いです。
僕自身はよく「安定しているよね」と言ってもらうことが多く、実際ルーティンや決められた手順をしっかり守って検査をすることなどは苦手ではありません。これはどれだけ現場をこなしてきたかの場数が支えているものだと思います。
整備はどれだけ多くの場数をこなしたかが大事なんです。特に車検の速太郎足立店での仕事はスピード感が速く、1日に多くの台数の車検を実施しています。なので、普通の車検工場で働くよりも多く場数が踏めます。
今は幹部として部下を見る立場でもあります。抜擢をされたときは、やっぱり人の上に立つことになるので責任感は増えたと思います。もうヒラじゃないんだからちゃんとしなきゃと思いました。
僕はルーティンには強いのですが、その分自分でやってしまいがちで人に作業を割り振ることはあまり得意ではありません。やっぱり誰かに教えるというのは時間がかかったりイレギュラーがあったりするものなので…笑。
しかし管理職になったので誰に何を任せれば良いのかなどを考えるようになりました。自分だけではなく「チームとして」を考えるようにもなったと思います。
また管理職になり、現場のことだけではなく例えば他社に見学に行く機会があったり管理職研修を受けさせてもらったりなど、今までしてこなかった経験をすることができています。経験するまでは抵抗感があったり苦手意識があったりしても実際に経験すれば自分の中に落とし込むことができて、苦手から「平気」になって、結果的に自分の幅が広がっていっているなと感じています。
ルーティン化されたらもう大丈夫。今後は自分の部下たちが活躍して、そして彼らが管理職になっていけるように指導をしていきたいです!